「放課後さいころ倶楽部」白熱のボドゲ対決、宮下早記の好きなタイプをみんなで当てる
5月25日、26日にかけて東京・東京ビッグサイト青海展示棟にて開催されている「ゲームマーケット2019春」内で、中道裕大原作によるTVアニメ「放課後さいころ倶楽部」のイベントが本日25日に行われた。
「放課後さいころ倶楽部」は京都を舞台に、女子高生を中心とした面々がボードゲームやカードゲームをプレイしていく姿を描いた作品。本作に協力をしているボードゲーム店・すごろくやのブースにて実施されたステージイベントには武笠美姫役の宮下早記、高屋敷綾役の高野麻里佳、大野翠役の富田美憂、原作者の中道が登壇した。
宮下は自身の演じる美姫について「奥ゆかしいという言葉が似合うキャラクター」だと説明。高野は明るくて3人の中ではムードメーカーだという綾の特徴を「ゲームがめちゃくちゃ下手で、楽しむけれどいつも泣きを見ている」と話し、「そんな彼女に感情移入していただいて、ゲームが下手な方も下手なりに楽しめるというところもわかると思います」とアピールした。富田は「(翠は)感情が高ぶると京都弁が出てくるんですけど、私は埼玉出身なのでアフレコでがんばっています」と苦労を明かした。
中道はステージイベントに訪れた観客に向け改めて作品を説明。「3人のかわいい女の子たちがボードゲームを通じて、仲よくなったり、喧嘩をしたり、成長したりする、超面白いやつです」とざっくり伝え笑いを誘った。また中道は3人のキャスティング前に、キャストに応募のあった声優の声を事前に聴いていたことを話す。続けて「僕がいいと言ったから決まるわけではないのですが、『イメージがぴったりだよね』と話してこの3人だったんです」と明かすと、この話を初めて聞いたというキャスト3人も大きな声を上げて驚いていた。さらに中道は「アフレコを初めて聴いたときに、『3人がここにいる』みたいな、鳥肌が立つのを感じるくらい感動しました」と絶賛した。中道の話を受けMCが「(3人の演技)観たいですよね?」と会場を煽り、3人の声も入ったPVを初お披露目されると大きな拍手が起きた。
また本作で数多く描かれるボードゲームの魅力を聞かれた中道は「一緒に遊んだ人たちで絆ができていく。それはデジタルのゲームでは難しい気がしていて、その魅力に気づいた人たちがこういう場に集まってきてくれていると思う」と語り、観客からの大きな拍手を受ける。宮下はアフレコの前にキャスト3人でアニメに登場するゲームをプレイしたことを明かす。高野、冨田とはこの作品がほぼ初対面だという宮下は「私は結構人見知りをしちゃうんですけど、ボードゲームを通して距離がぐっと近くなった」と自身の経験を通じて魅力を伝えた。
イベントでは4人が実際に「キャプテン・リノ 巨大版」「かたろーぐ」という2つのボードゲームをプレイ。「かたろーぐ」は、お題に合わせ出題者が考えるカタログのランキングを全員で当てていくというゲームで、今回の出題者は宮下が務めることに。いくつかあるお題の中から、中道の「みんなが聞きたいのは?」という声を受け選ばれたのは「理想の男性に求めるもの」というテーマ。あらかじめ用意された「学歴」「ルックス」「ミステリアス」といった選択肢に宮下が駒を置いていき、それをランキング付けしていく。
まずルールに従い、宮下の設定した第4位が公開されると、中身は「優しさ」。これをヒントに宮下以外の3人は質問をしながら答えを導きだしていく。高野の「好きな戦国武将は?」との問いに宮下が「聖徳太子」と答えると大きな笑いが起きるが、中道はその回答から「ガテン系ではない? 頭がいい人?」と真面目に推理。そして回答者の3人は、第1位を富田が「包容力」、高野が「ミステリアス」、中道が「色気」と予想する。そして宮下の選んだ第1位が「ミステリアス」だと発表されると正解した高野は大喜び。続く第2位の発表では中道が再度「色気」と予想し、そのブレない姿勢に会場も大盛り上がり、さらに第2位を「色気」だと宮下が明かし、中道が正解すると大きな拍手が沸き起こった。
最後の挨拶ではキャスト3人が口々にまたゲームがしたいと今日のイベントの感想を話し、充実のイベントだったことを伺わせる。ゲームでも活躍した中道は「だんだん(キャストの)3人が(マンガの)3人娘に見えてきています。何度も言いますがイメージにぴったりなので、ぜひアニメを観てほしいと思います」とイベントを締めくくった。
TVアニメ「放課後さいころ倶楽部」
キャスト
武笠美姫:宮下早記
高屋敷綾:高野麻里佳
大野翠:富田美憂
金城タケル:黒田崇矢
(c)中道裕大・小学館 / 放課後さいころ倶楽部製作委員会